25周年記念ライブ(2000年)
20周年に引き続き、今回も次郎吉で連続ライブをすることにした。ニューヨー
クから増尾好秋、次郎吉の節目には欠かせないネイティヴ・サンが再結成、久々
の上々颱風、ジャズの山下洋輔、ブルース、フュージョン、フォーク、若手から
ベテランまで大集合してくれた。その中でも目玉は、俺のセッションバンド・デ
ィジュリドゥマジックだ!
前年あたりからディジュリドゥを軸にしたセッションバンドを結成、俺はデ
ィジュリドゥプレイヤーとして活動していた。バンドと言ってもジロキチセッシ
ョンと同様、メンバーはその都度違う。その頃セッションの中心になってくれた
のは、三好3吉功郎(ギター)と細畠洋一(パーカッション)の2人だ。2人は、
ただメチャクチャにディジュリドゥを吹きまくる俺に、音楽の基本やリズムをい
ろいろ教えてくれた。打ち合わせなし、やりたい人がやりたいようにやるという
ディジュリドゥ・マジックのスタイルは、音楽の常識をくつがえし、新しいグル
ーヴを生み出した。
25周年記念の最終日。この日のメンバーは、三好3吉功郎、細畠洋一、それに
マル秘ゲストで、またまたヒロトが来てくれた。他にもKyon、古澤さん、ポ
ールや大勢のミュージシャンが遊びに来てくれて、セッションに加わり、同窓会
のような賑わいだった。
それからのこと
オーストラリアから帰ってすぐ、ピアノの山下さんにあつかましくもお願い
した事がある。「ディジュリドゥがうまくなったら、一緒にやって下さい。」
ということだ。
山下さんは気軽にうなずいてくれたが、本当にその時が来るとは思っていな
かったにちがいない。ジロキチで山下さんとのライブが実現した時には、心臓
に毛が生えている俺でもさすがに緊張した。山下さんから見たら、俺などまだ
ハナたれ小僧だ。とにかく必死で吹くしかない。そう覚悟を決めた。
無我夢中で吹きまくったので、ライブの最中の事はあまり覚えていない。が、
終わってから山下さんが「面白かったよ!」と言ってくれたときには、それこ
そ天にも昇る気持ちだった… とまあ、30年分を思い出してみたが、忘れてい
ることが多すぎて、仕方がないのでワオに聞いてみたが、ワオも俺と似たり寄
ったりだ。長年の友人達やミュージシャンに言われたり、昔のポスターやスケ
ジュール表を見て思い出したことをつなぎ合わせて、なんとか物語らしいもの
になったかと思うのだが…。 いろいろあったんだなあ、次郎吉も、俺も。
俺は俺のやりたいことをやるから、オマエらもやりたいようにしろよ!
ワオ、早く結婚しろ!
(40周年につづく)